認知症の人や高齢者に限らず、ケアを必要とするすべての人に向けた、知覚・感覚・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケア技法です。「見る」「話す」「触れる」「立つ」という人間の持つ特性に働きかけ「あなたは大切な存在です」「あなたのことを大切に思っています」と伝えながらケアをする技術です。これによって認知症の人とそのケアを行う人との間に絆をつくり認知症の攻撃的な態度や言葉の症状が収まり、両者が穏やかな介護生活を過ごせるようになるメリットがあります。
福祉ネイルでもこの技法が用いられ、
見る:見つめ合ってネイルをする
話す:前向きな会話をする
触れる:指先や腕に触れる
立つ:ブースまで歩いて来てもらう